Green Forest

日本各地から桜の便りが次々と聞かれ、福岡では満開の時期を迎えてい
ます。

日本人にとっては、花を愛でる気持ちもこの時期は格別なもののように
思います。
日頃、花に興味があまりない御仁もこの時ばかりは、桜の美しさに目を
とめられるのではないでしょうか。

和の美と言えば、先日福岡市博物館に於いて開催中の特別展「きもの
ビューティ」に出掛けました。

先人達の美に対する並々ならぬ感性と技がうかがえる素晴らしいもの
でした。

思わずため息が出る程の豪華な日本刺繍が施されたものは、もはや
美術品ですが、大正、昭和初期の時代に普及した銘仙の着物は、現代
においても古びていないほどの斬新なデザインでした。

当時の女性のおしゃれ心を垣間見たようです。

展示品の最後にあったのは、なんと大胆に音符をデザインした「赤色音
符模様銘仙着物」でした。
きっと音楽が大好きな若い女性があの着物を着て、楽器を奏でたり蓄音器
から流れるレコードの音楽に耳を傾けたりしていたに違いないなどと当時
に思いを馳せました。

福岡市博物館で４月７日までの開催です。開催期間あとわずかですから
ご興味のある方はお急ぎくださいね。

敷地内に数本ある桜。

あっちでもこっちでも咲いて、まさに春到来を実感しています。

出ました〜
桜の開花宣言！　
３月１３日全国に先駆けて、福岡が一番のりです。

昨年に比べて、１４日も早く、例年に比べても１０日も早い開花だ
そうです。

昨年は、開花が遅かったのにまたたく間に満開になり、アッと言う
間のお花見になってしまいましたが、今年はどうでしょうか？
昨年の分もゆっくりと桜の時期を楽しみたいものです。

寒い時期から、建物の隅でひっそりと咲いているスミレ。

毎年、少しづつ仲間を増やしていますが、今年は花数も増えて小さ
い花ながら、存在感があります。

建物に沿って咲く様は、さながら花の行列のようです。

来年は、どこまで延びて行くのかしら。

ただ祈ることしか出来ないけれど

でも・・・

忘れません

忘れられません

忘れることは出来ません

あの日のことを

「末永の森コンサート」vol.36には、たくさんの皆様にご来場頂き、
誠にありがとうございました。

ヴィオラも加わり、木管、ハープの出逢いを楽しんでいただけたこ
とと思います。

当日は、出演者のTさんのバースデーと重なり、お客様のご協力を
頂きましたサプライズもあったりで、お陰さまで大いに盛り上がっ
た桃の節句コンサートになったのではないでしょうか。

「末永の森コンサート」は、年４回開催していますから、第３６回と
言うことは、丸９年経ったと言うことで、次年度はいよいよ１０年目
に入ります。
１０周年にふさわしい特別企画を用意していますので、どうぞお楽
しみに！

さっそく次回 第３７回は、４月２８日（日）１５：００～
世界初演となるグラステイル作曲「KAZA-GURUMA」九響打楽器
セクション委嘱作品の演奏があります。

世界初演って言うことは、まだ誰も聴いたことがないってことです
よね。
その曲が誕生する瞬間にぜひ、是非、皆様に立ち会って頂きたいと
思っています。
皆様のお越しをお待ちしております。